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【247号】平成13年2月25日 兵庫県多可郡圓満寺 3月のお知らせ |
| 共鳴の世界 | ||||||||||||||
今日、2月24日朝、鶯の初音を聞きました。 ここ2、3日のこの時期にしてはバカ陽気の温かさで、そろそろ鶯が鳴き始めるのではないか期待していましたが、 それでも今年初めての鶯の鳴き始めの幼稚な声には、何ともいえない「うれしさ」「心のなごみ」を感じます。 長く寒く厳しい冬を凌(しの)いできたことから開放される感慨がことさら大きい為に、鶯の初音はそれを聞くものにとって何とも いえない嬉しさを感じるものだと、よく書かれたり聞いたりします。長く苦しい苦労が報われた後の嬉しさにも似たところがあるのでしょうが、 私はそれ以上に、私達の心を和ませ、嬉しさや懐かしさを感じさせるのは、私達の体の中、心の中に、私達が五感を通して感じるもの、 共鳴するものがあるからだろうと思っています。 鶯の初音に共鳴する何ものかが私の心の中、体の中にあって、鶯の声と私の内部にあるその声に共鳴するものとの、互いの響き合いが私の心に、嬉しさ 懐かしさ和やかさを感じさせるのだろうと思うのです。 互いに響き合うものが鶯の声でなくても、山鳩の声でも小鳥のさえずりでも、はたまた、蕗(ふき)のとおや梅の花や春の雨や 川のせせらぎや朝たちこめる霧や山の緑や空の青や、何でも自分の心身に共鳴するものであれば、それはただ心に感じ入るだけでなく、 自分の方からもその刺激によって響き合っていると思うのです。
自分の内部(内界)と自分の外部(外界)とが互いに響き合っている。そのように考えてみるだけで自分一人だけで生きているのでなく、
自分以外のものと共に生き合っているようで、何となく心強く嬉しいではありませんか。
真言宗の教えでは「この世の中を造り出している大いなる宇宙と同じ宇宙が、私達の体の中にも小宇宙として存在している」と説いています。
また「外界の大いなる宇宙におわします仏様は、それと同じ様に内界の私達の小宇宙にもおわします」と説かれています。 私達が、眼、耳、鼻、舌、身、意(心)の働きを大切にし、自分の心身を大切にする事は、外界(大宇宙)の仏様がそれに共鳴され、 私達をお守り下さる事になり、私達が自分の小宇宙を粗末にする事は、外界の仏様をも粗末にする事となり、それは 決して幸せな生活に繋がりません。
ピアノやラッパやギターやいろいろの楽器の音も、私達が歌う声にぴったり合ってこそ美しいハーモニーを醸(かも)し出しますが、
それぞれ勝手な音や声を出していては、不快感を与えるばかりです。 | ||||||||||||||
| 3月のお知らせ | ||||||||||||||
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