目に青葉
目に青葉 山ほととぎす 初鰹
と昔からよく言われていますが、今年は「ほととぎす」が10日程前に一度鳴いただけでいっこうに鳴いてくれません。
5月18日に中国縦貫道の名塩サービスエリアでも一度聴いたのですが、鶯の声はよろしいが、ほととぎすの声も風情があっていいものです。
人は何をしてきたのか
三田市に「人と自然の博物館」というのがあります。そこの館長さんは河合雅雄という人です。その館長さんが講演で次のような話をされていました。
『私は長年にわたって猿の研究をしてきました。日本猿をはじめゴリラ・オランウータン・手長猿など様々な猿の研究をしてきましたが、それはなぜかと
いいますと、猿の研究を通して人間のことをよく知る為です。そして次の様な事がわかってきました。
1、人間は2本足で歩き手で道具を使う。 2、人間は家族をつくる。 3、人間は言葉を使う。
以上3つの事が他の動物にはない人間の特色であるという事です。
第1番に2本足で歩く事によって、物を運んだり武器を持つ事が出来るようになって、人間は進歩しました。また、2本足で歩く事によって脳が発達し、
脳が大きくなりました。
第2番に人間は家族をつくって生活をします。猿は母子関係はありますが、父親も一緒になった家族を構成していません。「家族」をつくる事が人間の
出発点といえます。男女共同参画による、子育て・教育・家族生活がこれからの家族問題で一番大切です。
第3番の言葉を使って相手に自分の意志を伝える事が出来るのは他の動物にはない人間の特性で、これからも維持していかなければいけない大切なものです。
ところが最近の私達の生活はどうでしょうか?「2本足で歩く」という特性をうまく生かしているでしょうか。電車・自動車・バイクから歩く歩道まで、どんどんと歩く機会を少なくしていってしまってます。
人間の足の機能は退化の傾向です。
また、この頃は家族崩壊といわれて、家族の機能も十分に生かされていません。仕事に追われて家族の団欒やコミュニケーションが無くなりつつあります。
また、最近は携帯電話やパソコンの普及が進み、人と人との会話も少なくなってきました。電話をしないで、ファックスで済ましてしまう事もあります。
人間の言葉の機能を使う機会が奪われてしまっています。
人間は、科学を発達させ、生活を便利にしようといろいろとやってきましたが、結局は人間の人間らしい、大切な特性を退化させ麻痺させる為にだったので
ないでしょうか。そのうえ、生物の進化の法則すら壊してきています。
これからの私達の本当の幸福は、科学技術の奴隷にならぬことにより得られると思います。』
以上の様な話でした。傾聴・傾聴
「真言宗の教え」お大師さまは、大自然を仏さまそのものととらえ、自然に耳を傾け、自然から仏さまの教えを学ぼうとされました。そして、外なる大自然を内なる
体の中の自然と融合・合一させることにより、すばらしい人間性の発揮(即身成仏)ができるとお説きなりました。注目・注目。
|